[WINSTAR CAD Ver.3]からのバージョンアップ内容一覧
新設、強化のあったコマンド名のみを記載し、変更のなかったコマンドは省略しています。
〔参考〕 新設コマンド:87、 拡張、機能強化コマンド:57

区分記号  ◎:新設、○:拡張、機能強化
【ファイル】メニュー
メニュー名
新設、機能拡張内容
区分
新規作成用紙サイズに制限がありません。作成者氏名を入力できます。
図面を開く[図面呼び出し]の名称を変更
追加読み込み[追加呼び出し]の名称を変更
図面の合成既存の図面ファイルを、アクティブ状態となっているウィンドウの作図画面と用紙サイズを一致させた状態で合成します。
シンボル読み込み [シンボルの呼び出し]の名称を変更
読み込みシンボルをイメージ表示できます。2点の指定により回転角度を指定できます。
読み込んだシンボルをグループとして扱うことができます。
シンボルの新規作成用紙サイズに制限がありません。
シンボルを開く[シンボルの変更]の名称を変更
DXFファイルを開くDXF形式の図面ファイルを、新たなウィンドウの作図画面に開きます。
DXFファイルを現尺で開く DXFファイルを、縮尺1/1(現尺)で新たなウィンドウの作図画面に開きます。
正常でないDXFファイルを、作図画面全域に表示できるように読み込みます。
DXFファイルで保存作図中の図面を直接DXFファイル形式で保存します。
ビットマップ読み込み
(倍率)
ビットマップデータを、倍率を指定してアクティブ状態となっているウィンドウの作図画面に追加の形で読み込みます。
ビットマップ読み込み
(対角)
ビットマップデータを、範囲枠を指定してアクティブ状態となっているウィンドウの作図画面に追加の形で読み込みます。
ユーティリティ起動 以下のメニューが追加されています。
連続ファイル変換/ユーザー設定の保存/ユーザー設定の取り込み/シンボル管理(名前のソート)

区分記号  ◎:新設、○:拡張、機能強化
【編集】メニュー
メニュー名
新設、機能拡張内容
区分
アンドゥ設定により無制限アンドゥが可能です。
リドゥ設定により無制限リドゥが可能です。メニューとして独立
グループ化指定した要素をグループ化します。
グループ確認グループ要素の内容を画面上で確認します。
グループムーブ指定したグループ要素を画面上に仮表示しながら平行移動します。
グループコピー指定したグループ要素を画面上に仮表示しながら平行複写します。
グループローテート
ムーブ
指定したグループ要素を画面上に仮表示しながら回転移動します。
グループローテート
コピー
指定したグループ要素を画面上に仮表示しながら回転複写します。
クリップボードへコピー [編集]−[複写]の名称を変更
画面表示色に関係なくモノクロに指定でき、太さも指定できます。
ストックムーブ 指定された範囲部分をWINSTAR CADのクリップボードに移動します。
貼り付けの際にイメージ表示が可能です。
ストックコピー [編集]−[複写]から独立
指定された範囲部分をWINSTAR CADのクリップボードに複写します。
貼り付けの際にイメージ表示が可能です。
ストックローテート
ムーブ
指定された範囲部分をWINSTAR CADのクリップボードに移動し、画面上に仮表示しながら回転移動します。
ストックローテート
コピー
指定された範囲部分をWINSTAR CADのクリップボードに複写し、画面上に仮表示しながら回転複写します。
ストックセット [編集]−[貼り付け]の名称変更
貼り付けの際にイメージ表示が可能です。

区分記号  ◎:新設、○:拡張、機能強化
【表示】メニュー
メニュー名
新設、機能拡張内容
区分
用紙変更「作成者氏名」の項目が追加されています。
縮尺の一時変更一時変更した縮尺で図面を保存することが可能です。
用紙の最適配置DXFファイルを読み込んだ際に、正常に表示されない場合に有効なデータを作図画面に配置することができます。
ペン線幅設定ペン色ごとに作図画面上での線幅を設定します。
線種パターン設定破線、1点鎖線、2点鎖線、点線、長破線、1点鎖線A、2点鎖線Aの線種パターンを設定します。
カーソル設定ユーザー様独自のスタイルの作図カーソルを設定します。
範囲枠拡大最大拡大倍率10,000倍
任意倍率最大拡大倍率10,000倍
図面情報 以下の項目が追加されています。
新規作成日時/最終更新日時/作成者氏名
画面情報 以下の項目が追加されています。
線幅と線種の実寸表示/無制限アンドゥ/適時画面表示をリフレッシュ
スナップスナップ先の検索範囲を指定できるようになりました。

区分記号  ◎:新設、○:拡張、機能強化
 【作図】コマンド
階層1
階層2
新設、機能拡張内容、旧名称
区分
直線
2点角度線指定された2点を結んだ仮想線と指定の角度をなす直線
線長と方向傾斜線の長さと、カーソルによる方向指定の直線
指定勾配線指定された2点を結んだ基準線と指定の勾配をなす直線
中点と線長と角度直線の中点を基点とする指定長さと角度の直線
指定の位置に点を作図
拡張直線波形線半円が連続した状態の一様な波形線を作図します。
つる巻線コイルのような形状のつる巻線を作図します。
ジグザグ線破断面などを図示するためのジグザグ線を作図します。
切断線断面図を作図する際の断面位置を表す切断線を作図します。
記号付特殊直線配線、配管図などで使用される図記号をセットした直線を作図します。記号の配置は個数、または間隔による指定が可能です。
中心線対角中心線対角の指定による十字中心線、中心線のペン、線種の指定が可能
対角線対角の指定により対角線状の中心線を作図します。
垂線点から線分上対象線として補助線の指定が可能
2点指定対象線として補助線の指定が可能
直交線対象線として補助線の指定が可能
通過点と2点対象線として補助線の指定が可能
平行線通過点指定対象線として補助線の指定が可能
2点指定対象線として補助線の指定が可能
間隔指定間隔指定による指定線分に対する平行線
2点と間隔指定された2点を結んだ仮想線に対する間隔指定の平行線
枠・多角形四角枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
R付枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
逆R付枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
C付枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
切欠枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
小判枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
正多角形(辺長さ)正多角形を、辺の長さを指定して作図します。
二等辺三角形底辺と高さを指定して、二等辺三角形を作図します。
直角三角形底辺と高さを指定して、直角三角形を作図します。
ひし形横長さと縦長さを指定して、ひし形を作図します。
ひし形(辺長さ)辺の長さと扇角度を指定して、ひし形を作図します。
二重枠四角枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
R付枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
逆R付枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
C付枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
切欠枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
小判枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
対角四角枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
対角R付枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
対角逆R付枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
対角C付枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
対角切欠枠「枠の中心表示」に「付属中心線」を追加
対角小判枠直線の線長、円弧の弧長を指定して、補助点をセットします。
中心と半径「円の中心表示」に「付属中心線」を追加
中心と直径「円の中心表示」に「付属中心線」を追加
中心と仮想点中心と指定された仮想点位置とのX幅、またはY高さを半径とする円を作図します。
同心円「円の中心表示」に「付属中心線」を追加
二重円中心と半径、厚さ指定による二重円
円弧中心と半径「円弧の中心表示」に「付属中心線」を追加
3点(通過点)始点、終点、通過点の順に3点を指定して、円弧を作図します。
中心と始点と終点中心点と円周上の通過点、始点と終点の指定による円弧
補助線十字補助線[十字線]の名称を変更
水平補助線[水平線]の名称を変更
垂直補助線[垂直線]の名称を変更
要素間隔線指定された要素と指定間隔の補助線をセット
要素距離補助点直線の線長、円弧の弧長を指定して、補助点をセットします。
2点と間隔指定された2点を結んだ仮想線と指定間隔の補助線をセット
要素角度線対象線として補助線の指定が可能

区分記号  ◎:新設、○:拡張、機能強化
【寸法】コマンド
階層1
階層2
新設、機能拡張内容
区分
指示線引き出し注釈線注釈文字部分のセット位置を指定することが可能となりました。
引き出し注釈線(折1)引き出し線を1回折れた状態で注釈線を作図します。
引き出し注釈線(折2)引き出し線を2回折れた状態で注釈線を作図します。
引き出し片矢注釈線片矢と注釈文字だけの下線部を持たない注釈線を作図します。
要素引出寸法線注釈文字部分のセット位置を指定することが可能となりました。
穴径引出寸法線注釈文字部分のセット位置を指定することが可能となりました。
風船文字のカウントアップ機能拡張、文字サイズの指定可能
風船2段記入引き出し線付き風船の入力、風船内を上下2段の状態で作図します。
XY座標値注釈文字部分のセット位置を指定することが可能となりました。
寸法線面取半径寸法線[面取寸法線]の名称を変更、円弧に対する半径寸法線機能を追加
引き出し寸法線水平垂直寸法線引出寸法線を仮表示する水平垂直方向の寸法線、引出点を先に指定ダイアログボックスを表示せずに直接作図します。
水平垂直引出寸法線引出寸法線を仮表示する水平垂直方向の寸法線、引出点を先に指定
2点平行引出寸法線引出寸法線を仮表示する2点に平行な寸法線、引出点を先に指定
要素平行引出寸法線引出寸法線を仮表示する指定要素に平行な寸法線、引出点を先に指定
円弧要素引出寸法線孤長を示す引き出し寸法線を作図します。
傾斜寸法線傾斜図形に対する寸法線を作図します。
傾斜連続寸法線傾斜図形に対する連続引き出し寸法線
水平対称多径寸法線直径指示の水平方向の片矢寸法線を連続的に作図します。
垂直対称多径寸法線直径指示の垂直方向の片矢寸法線を連続的に作図します。
寸法値寸法値に枠を付る指定の寸法値を長方形の枠で囲います。
記号幾何公差記号幾何公差記号のみを作図します。
公差付き形体記号公差付き形体記号を作図。幾何公差記号とセットで作図も可能。
データム記号データム記号を作図。幾何公差記号とセットで作図も可能。
面の肌記号面の肌記号を作図します。
計測範囲枠内合計線長範囲枠により指定された全要素の線分の合計長さ計算

区分記号  ◎:新設、○:拡張、機能強化
【加工】コマンド
階層1
階層2
新設、機能拡張内容
区分
複写基準線指定複写対象要素を指定の基準線に沿って等倍回転複写
2点方向指定複写対象要素を2点指定による角度で等倍回転複写
角度補正複写任意の角度の対象要素を、指定の角度に補正し等倍回転複写します。傾いている図形を簡単に水平、あるいは垂直に補正して複写が可能。
距離補正複写任意のサイズの対象要素を、補正後のサイズを指定して拡大縮小複写します。中途半端に倍率のかかっている図形を、指定サイズに補正して複写が可能。
レイヤ間複写対象要素を指定のレイヤ番号に等倍平行複写
レイヤシフト複写複数のレイヤに展開されている対象要素を一括してシフト複写
移動基準線指定移動基準線に円、円弧も指定可能
2点方向指定移動対象要素を2点指定による角度で等倍回転移動
角度補正移動任意の角度の対象要素を、指定の角度に補正し等倍回転移動します。傾いている図形を簡単に水平、あるいは垂直に補正して移動が可能。
距離補正移動任意のサイズの対象要素を、補正後のサイズを指定して拡大縮小移動します。中途半端に倍率のかかっている図形を、指定サイズに補正して移動が可能。
レイヤ間移動対象要素を指定のレイヤ番号に等倍平行移動
レイヤシフト移動複数のレイヤに展開されている対象要素を一括してシフト移動
角の修正角の指定コーナーになっていない2直線の修正可能
辺の指定コーナーになっていない2直線の修正可能
線分処理基準線で一括処理指定した側の対象線が残るよう機能拡張
パラメータの変更――――――――レイヤ番号の指定を追加
ペン・線種の変更ペンの一括変更対象要素をのペンを一括して、指定のペンに変更
伸縮直線・円弧の伸縮直線、円弧の長さを、端点を基準にして指定値分だけ伸縮

区分記号  ◎:新設、○:拡張、機能強化
【設定】メニュー
メニュー名
新設、機能拡張内容
区分
寸法線 以下の項目が追加されています。
公差文字の比率/公差のペン番号/公差±同値時の位置
寸法値フォント寸法値に使用するフォントの種類を設定します。
文字フォント[設定]−[フォント]の名称を変更
付属中心線付属中心線のレイヤ番号、ペン種、線種を設定します。
その他 以下の項目が追加されています。
〜仕上記号高/訂正符号高/面の肌記号高/面の肌文字高/幾何公差記号高/幾何公差文字高/仕上・面の肌・幾何公差記号ペン番号/仕上・面の肌・幾何公差記号レイヤ番号
レイヤ名の変更アクティブな図面のレイヤ名の変更を行ないます。
ベースレイヤ名の変更新規に作成する図面に付与するレイヤ名を設定します。
対象要素の指定モード「グループ」のモードが追加されています。
図面保存オプション 以下の項目が追加されています。
上書き保存時の確認メッセージ表示/保存時 読込フォルダに保存する/DXF保存時文字幅を82%に/DXF読込保存時WINSTARCADVer5の形式で/DXF読込保存時 1バイト文字を2バイト文字に変換しない
カスタムメニューの設定特定のコマンドを右ボタンメニューに登録します。
右ボタンメニューの設定右ボタンメニューの表示項目を設定します。
マウスホイールの設定マウスホイールの動作を設定します。

区分記号  ◎:新設、○:拡張、機能強化
【その他】
名称
機能内容
自動スナップ機能既存図形の端点、交点、中点等を自動検索し、カーソルがそのポイント上に吸着される機能です。
図面保存形式ZMN形式が標準形式となります。
読み込みファイルビットマップファイル(BMP)を読み込みできます。
保存メモメモを入力した場合のみ、メモファイルを作成します。
DXFファイル 読み込み、保存とも[AutoCAD]R13J相当です。レイヤ名にも対応しています。
作図画面中の半角文字を半角文字のまま保存できるようになりました。
さらに、コンバートの精度を向上させました。
ペン種12種類のペン種が使用できます。
線種点線、長破線、1点鎖線A、2点鎖線Aの4つの線種が拡張され、8種類の線種が使用できます。
状態表示のツールバーペン1〜12、レイヤ1〜12を表示するようになりました。
寸法値「キリ、リーマ」などの文字の追加が簡単にできるようになりました。
コマンド分類 [作図]→[文字・記号]を[作図]→[文字]に変更
[仕上記号]・[線上仕上記号]は、[寸法]→[記号]へ移動
標準フォント 全面的に標準フォントを作成しなおしました。
よりスマートで見やすい文字フォントになっています。
マウスホイールへの対応マウスホイールを回転させることで、画面の拡大縮小、上下左右のスクロールが可能になりました。
右ボタンメニューの充実 以下の項目が追加されています。
リドゥ/ズームイン(カーソルを中心に2倍に拡大表示)/ズームアウト(カーソルを中心に1/2倍に縮小表示)/レイヤ管理/対象要素指定の各モード(コマンド選択時)
コマンド履歴や、よく使用するコマンドを登録、ペン線種の選択も可能になりました。
CAMツールオプションシフトウェア。簡単な指定でCAM機器へ出力できます。